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2008年08月15日
iPhoneが示す過去・現在・未来
今日、私は長年使い続けてきた"携帯電話"を解約し、
iPhoneという新しい"デバイス"に乗り換えた。
私が初めて、"携帯電話"を持ったのは1994年の事だった。記憶が正しければ、当時はNTT移動通信網という会社でブランド名がNTTドコモだったように思う。94年という年は、はじめて携帯電話の買い上げ制度がスタートした記念すべき年であったが、その値段は目玉が飛び出るほど高く、フリーライターとして独立したばかりの身分で払える額ではなかった。結局、保証金10万円を払い、レンタルで「ムーバP VII」を手に入れたのだった。
当時、携帯電話を持つ人は少なかった。「マナーモード」なんてものは付いているわけはないので、電車で移動している時だろうが、行きつけの食堂でさんま定食を食べている時だろうが、お構いなしに甲高いベル音が鳴る。周囲の人々が一斉に「何が鳴っているの?」という顔でこちらを見る。厄介なモノを持ってしまった、と思った。当時パブリシティ系の編集もやっていた私は、あるクライアントから、いつも不在で困る!携帯電話を持て、と言われたのでしぶしぶ契約したに過ぎなかった。
だが、95年になって編集の仕事を離れても、携帯電話を解約しようとは思わなかった。周りのフリーランス達は携帯電話を持っておらず、ポケベルでさえも持っていない人が多かった。事ある毎に自宅に公衆電話を探して電話をかけ、留守番電話のメッセージを確認し、そこから10円玉をたくさん取り出してクライアントへ電話をしているのだ。これが、普通のフリーランスのスタイルだったのだ。もうそれに戻るのは無理だった。
投稿者 ikeda : 2008年08月15日 04:43
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