個人情報流出 CASE 1:
何者がインターネットに個人情報をバラまく


 このケースは最近めざましい勢いで増え続けている。この手の行為は主にホームぺージの掲示板で行われる。特定の個人に対する誹謗中傷のメッセージに加え、住所、氏名、電話番号などを掲示板に書き込んでしまうという嫌がらせ行為がほとんどだ。自宅近辺に実名入りの誹謗中傷ビラを巻かれたあの「桶川・女子大生殺人事件」のインターネット版と言って良いだろう。このような掲示板は誰でもアクセスできるから、そこを訪れた人全員に個人情報が見られ、そこからどんどん流出してしまう。
 このような事件は、異性から交際を断られた腹いせがほとんどだと言われているが、多くの場合、犯人は自分の身元を隠し、アクセス元をつきとめられないようにしてメッセージを書き込むため、なかなか犯行を突き止められない。
 また、最近では、インターネットオークションサイトに交際を断られた女性の名前を偽って「私を買って下さい」などと住所、氏名、電話番号などの個人情報を掲載した男が、名誉毀損容疑で逮捕されるという事件も発生している。また、2000年4月には東京都国分寺市の国分寺市議の男が、以前交際していた女性のわいせつ画像や実名、生年月日と「この女露出狂です・・」などと掲示板に書き込み、名誉毀損容疑で逮捕されるという事件が発生している。

[対策] 事前の対処方法はない

   このケースは事が発覚してからの対処しかなく、防止する手だてはない。具体的には掲載サイトにメッセージ削除を依頼することと、警察に被害届けを提出し、容疑が固まった段階で刑事告訴に踏み切ることだ。