個人情報流出 CASE 6:
トラップ(罠)サイトからの流出


 怪しげなアダルトサイトでは、わざわざ個人情報を収集するために会員制のページを作っているところがある。こうしたサイトの狙いはずばり、クレジットカード番号である。つい「無料お試し」などという言葉に騙されてページの入力フォームに個人情報を送信してしまえば、全ては終わりだ。
 こんな愚かな行為をしてしまったら、この後何が起こるかは大体想像がつく。まず考えられるのは、無料お試し期間が終わった直後からクレジットカードの引き落としが延々と始まる、というパターンだ。既に流出したカード番号は地下マーケットに渡っているのだから、闇マーケットに流出して勝手に限度内金額まで買い物されてしまう可能性もある。
 また、今流行のマルチ紛いの「ニュービジネス」「副業」などを唄うサイトでは、登録などと称して個人情報を抜き取ることを目的とするものもあるから、自分の情報の流出を避けたければ、安直な儲けハナシに目がくらんで個人情報を安易に送信しないように心がけたいものだ。
 また、こうしたトラップサイトは、暗号化通信に対応していないものがほとんどだ。この場合、Webブラウザの下のステータスエリアに鍵マークが表示されないので見分けがつけられる。これは内容を傍受されるという意味で2重の危険性を持つ。サイトが暗号化通信に対応するには、それなりのサーバーソフトと暗号鍵の購入が必要となるため、ただのトラップにそのような仕組みを作るとは考えにくい、ということを目安に考えることはできる。

[対策] 正体不明のサイトに個人情報を提供しない
    暗号化通信ができないサイトに個人情報を提供しない

 正体不明のサイトに自分の個人情報を送信するのは、まさに命知らずと言ってもよい。一般に名の通った大企業が運営するサイトならともかく、会社名、住所、連絡先電話番号を明示したサイトであっても、最近では詐欺などの被害が出ているくらいである。正体不明、または暗号化通信に対応していないサイトで、自分の個人情報を送信するのは絶対に避けるべきだ。