メールはこんなに危険だ CASE 3:
メールパスワードの流出メールを使うにはユーザー名とパスワードをメールサーバーに送信する必要がある。インターネットで一般的に使われる「POPサーバー」というメール受信のためのサーバーではID(ユーザー名)とパスワードによる認証で、他人の受信メールを読めないような仕組みを作っている。このアカウントは自分専用のものだが、この情報が流出すると第三者が自分のメールを読むことができる。
2000年6月には音楽配信サービスを行なう「リキッドオーディオ・ジャパン」の役員が同社を退職後、在職中に入手した他の役員のIDとパスワードを使って他人のメールを覗いていたことが発覚し、不正アクセス禁止法で逮捕されるという事件が起こっている。このように、メールアカウントの管理がずさんだったり、メモや付箋など人目に付く形で放置しておくと誰もが簡単に他人のメールを覗き見することができるのだ。
ただし、ユーザーがIDとパスワードをしっかり管理していたとしても、希にインターネットプロバイダーやメールアカウントサービスのIDやパスワードがシステムの不備、あるいはハッキングによって盗まれるということもある。2000年4月には検索エンジン&ポータルサービスを提供する「goo」のフリーメールアカウントがシステムの不備により流出する事件が発生し、20007月にはドイツ最大のフリーメールサービスサービスGMXのメールアカウントがハッキングによって盗まれたことが明らかになった。
このように、ユーザーの知らないところでIDとパスワードが流出するケースもあるので、少なくとも同じパスワードを長い間変更せずに使い続けるのは危険だ。[対策] メールアカウントは徹底管理する
自分のメールアカウントは自己責任でしっかりと管理し、決して他人の目に触れないようにしておくことだ。また、アカウントのパスワードがユーザー名と同じものだったり生年月日、電話番号などを指定していると、簡単にパスワードが破られてしまうので注意が必要だ。また、パスワードを定期的に変更するようにしておけば、万一の盗まれた場合も被害を最小限に食い止められることもある。