メールはこんなに危険だ CASE 5:
外部からメールが盗まれる!


 LAN環境や常時接続環境で使用するコンピュータは、絶えず外部からの侵入の危機にさらされているといっても過言ではない。このような環境で自分のコンピュータの共有機能をオンにしていると、外部から簡単にメールデータにアクセスされてしまう場合がある。たとえば、Windows98のOutlook Expressのメールデータは標準状態では「C:\WINDOWS\Application Data\Identities\{ID番号}\Microsoft\Outlook Express」というフォルダに格納されている。
 このWindowsフォルダ以下が共有状態にあれば、他のWindowsから「ネットワークコンピュータ」を使って簡単にアクセスし、メールデータそのものをコピーされてしまう。コピーしたメールデータは、犯人のOutlook Expressでインポート処理を行えばそのままメールの内容が見られてしまうのだ。
 なおマックの場合、標準的なセットアップではOutlook Express 5のメールデータは「書類」フォルダの中の「Microsoftユーザーデータ」の中にある。「メインユーザー」フォルダの「メッセージ」がメールデータの実体である。

[対策] メールフォルダの共有を行わない

 自分のコンピュータをファイル共有している場合、「C:」または「Macintosh HD」などを丸ごと共有していたら即座に共有を解除し、共有させたいフォルダだけを共有するように設定し直すことが必要だ。マックの場合は単純に共有を開始させてしまうと、他の登録ユーザーがハードディスク全てをアクセス可能な状態となる。もし共有が必要ないのであれば、この機能をオフにした方が安全だ。この方法は次の通りとなる。

 1.Windows98の場合

 「スタート」→「設定」→「コントロールパネル」を選び、「ネットワーク」をダブルクリックする。ネットワークのウィンドウにある「ファイルとプリンタの共有」をクリックし、「ファイルを共有できるようにする」のチェックを外し「OK」をクリックする。再起動後にファイル共有が無効となる。

 2.Mac OSの場合  アップルメニューから「コントロールパネル」を選び、サブメニューから「ファイル共有」を選ぶ。ファイル共有の「開始/停止」タブをクリックし「ファイル共有しています」の下にある「中止」ボタンをクリックする。この操作でファイル共有が直ちに無効となる。

 ただし、どうしてもファイル共有機能を使う必要がある場合、共有させたいフォルダを指定する必要があるだろう。この指定方法は次の通りだ。

 3.Windows98の場合

 マイコンピュータをクリックし、ハードディスクの任意のフォルダを右クリックする。右クリックメニューから「共有」を選ぶとフォルダのプロパティ画面の「共有」メニューが表示される。フォルダやディスクの共有を解除するには「共有しない」を選ぶ。逆に、共有設定を行なう場合は「共有する」を選ぶ。

 4.Mac OS 9の場合

 共有設定をするフォルダあるいはボリュームを選び、メニューバーから「ファイル」→「情報を見る」→「共有」を選ぶ。共有を解除する場合は「この項目と内容を共有する」のチェックを外し、共有させる場合はチェックを入れる。なお、ボリュームのどのフォルダも共有ポイントが設定されていない場合は、単純に共有させたいフォルダを選んでこの処理を行なうだけでよい。この操作だけで、ボリューム全体のアクセスはできないように設定される。